行動の起こし方 ~TED 「ムーブメントの起こし方」~
小さい頃から変な事や人がやらない事をするのが大好きでした。
しかし、誰にも見向きもされず、反対され、心が折れる事も少なくありませんでした。
そんななか、今日見たTEDの「ムーブメントの起こし方」という3分余りの映像に素敵な示唆が2つも含まれていました。
その映像はこちらです。
TED. ムーブメントの起こし方 - YouTube
これによると、ムーブメントを起こすには
①リーダーがガッツを持って立ち上がり、嘲笑される。
②最初のフォロワーが参加。リーダーにどのように着いていくのかを示す。リーダーは彼を対等に扱う必要がある。
③2人目のフォロワーが現れる事で、ただの変人から集団に変わり、存在が公になる。彼らが他の人達を呼ぶ。
④参加する人が増えてきて、ティッピングポイント(転換点)に達してからはどんどん参加者が増えていく。こうなると参加するリスクは減り、参加しても笑われなくなる。逆に参加しないのがダサくなる。
ここから学ぶ事が3つありました。
まずは、リーダーは「自分」よりも「ムーブメント」に気をかけるべきであり、フォロワーを対等に扱うべきである、という事。ムーブメントはリーダーの物ではないという事を肝にめいじて、謙虚に楽しく行動を起こすのが大事です。
次に、「人々はリーダーを真似るのではなく、フォロワーを真似る」ということです。ムーブメントを起こす為に真に大切なのは初期のフォロワーであり、リーダーでは無いのです。昔から自分で行動を起こしては、誰も着いてきてくれないという事が多々ありました。自分しか見えていなかったからなんですね。
そして最後に、リーダーは転換点*1が来るまでは心が折れない様にする。笑われて何ぼだと思っていれば、気も楽です。iPhoneなんだそれ、な状態だったのに、気づいたらガラケーからスマホへの転換が急に起こっていましたし。
ということで、独りよがりのリーダーも駄目で、フォロワーを如何に大事にするか、という事が必要不可欠のようです。よく2:8の法則を聞きますが、ここでは2割の人々にとにかく熱狂して頂く事を目標に行動を起こし、転換点までは耐え忍ぶことを目標にするのがムーブメントを起こす秘訣ですね。
*1:マルコム・グラッドウェル「ティッピングポイント」(邦題: なぜあの商品は急に売れ出したのか-口コミ感染の法則)では、動きに同調する人の割合が、同調しない人の割合を少しでも上回った瞬間に急激な変化がある事を述べています。